平成30年新指定国重要文化財 荒屋敷遺跡出土品


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出土した遺物約19万点のうち、589点が国の重要文化財に指定された「福島県荒屋敷遺跡出土品」(指定年月日 平成30年10月31日)の紹介パンフレット 300円(税込)

荒屋敷遺跡は約2,400年前の縄文時代晩期から弥生時代中期にかけての遺跡です。昭和60年~62年にかけ発掘調査が行われ、低湿地帯にあったことで、土中では遺存しにくい有機質遺物が発見されました。
漆が塗られた土器や土偶、編み布をはじめ、弓や浅鉢、コップといった木製品、高度な編み組の技術の存在を示す縄や籠といった繊維製品などが出土、また西日本から弥生文化が伝播してきたことを示唆する遠賀川系土器も見つかりました。
これら荒屋敷遺跡から出土した約19万点のうち589点が、当時の技術と生業の実態を示した特に学術的価値が高いものと認められ、国の重要文化財に指定されたことを記念しパンフレットを刊行しました。(発行 2018年 三島町教育委員会 A4版32ページ)