炎に願いを込めて「健康」「安全」(町民記者通信)

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1月15日の午前9時より、西方地区の巣郷において「サイの神」の準備が行われました。今年は、10日以降の 大寒波のため積雪量が多く、近くの山林から御神木を切り出すにも容易ではありませんでした。その後、五十嵐正一さんや小松順太郎さんの指示を受けながら藁や萱などを御神木に手際よく巻き付けながらサイの神の準備をすることができました。 夕方、5時30分には、各家庭から老若男女が参集し、点火の前に米寿を迎えた小松寅一郎さんから挨拶がありました。そして、還暦を迎えた五ノ井隆一さんがサイの神に点火しました。今年の恵方の方角は北北西のため、方位を想定して点火し、今年1年の無病息災と五穀豊穣を祈願しました。また、巣郷以外の他の場所でも赤々と燃え上がる炎が夜空に舞い上がっていました。

文・写真 本名与四郎さん(西方)