歩く県道「美女峠道普請」行われる(町民記者通信)

歩く県道「美女峠道普請」行われる

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9月15日・16日に、美女峠壇の上手前のぬかるみと洗堀された箇所の道普請が行われました。只見川沿いの道路や鉄道が整備される前は、銀山街道(会津若松~銀山峠~石神峠~美女峠~吉尾峠~只見町)が主要道路でした。県では、この銀山街道を「歩く県道」として数年前から整備しているもので、美女峠のボランティア道普請は、今回で四年目になります。会津若松建設事務所長さんはじめ職員の方々、東北芸術工科大学の先生と学生さん、宮下土木事務所の職員、昭和村・三島町の職員、若松測量(株)、銀山街道を活用して地域を元気にする会及び間方地区から、延べ50名の方々が参加して行われました。ぬかるみで歩きにくかった箇所も、水はけが良くなり、さらに快適なウォーキングが出来るようになりました。

間方地区の活性化事業「美女帰の里まがた」では、美女峠に伝わる高姫伝説の紙芝居をつくり上演したり、峠道の散策の案内をする等、歴史と伝説のある美女峠を活かした村おこしに取り組んでいます。間方側の峠道は、緩やかな勾配で道幅が広いことから、並んでおしゃべりしながら歩けることが魅力です。紅黄葉の楓(江戸時代に巡見使に同行した古松軒は、京都や奈良よりも素晴らしいと書いています)の中の森林浴に是非お出で下さい。

文・写真 菅家壽一さん(間方)