伝統継承「子どものサイノカミ」(町民記者通信)

伝統継承「子どものサイノカミ」

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 2月10日、桧原地区の「子どものサイノカミ」が行われました。
今年も小正月行事(1月15日)に実施した大きなサイノカミの御神木を再利用し、7メートルに短くし作りました。少子化が加速する中、地区役員が主体となり7名の協力を得て完成しました。
「子どものサイノカミ」について、町の参考文献はありますが、起源がないため地区の年長者の皆さんに聞くと「自分は子どもの頃に参加していた」「明治の時代より実施されていたと思う」との話を聞くことができました。総評すると、120年以上前より継承されていると推測されます。
午後7時より、地区の大人、子ども達により点火され、小雪の舞う中でしたが点火した炎は勢いよく燃え上がり、多くの皆様が参加され今年一年の無病息災と地区の繁栄を願いながら、伝統行事を楽しみました。また、子ども達にはお菓子や飲み物が配られました。最後に、地区消防班の皆さん、遅くまで火の始末ご苦労様でした。

文・写真 佐々木邦雄さん(桧原)